AIシュライバーの性能がすごい。SOAP形式はもちろん話者分離でも要約ができる
最近話題になっているAIシュライバー。カルテを自動生成するAIです。サービスによってはAIクラークという場合も。
シュライバーとは:医療現場で医師の診察に同席し、電子カルテの入力や記録を補助する役割を持つスタッフのこと。ドイツ語で「書く人」「書記官」を意味する。
大きな病院だと、医師の横でカルテの記入などをサポートしているコメディカルさんがいる。1日に何十人もの患者様の診察を行うため医師のカルテ入力作業をコメディカルが代行すう。これは医師の作業負担軽減だけでなく、医師がパソコン画面に注視することなく患者さんの顔を見て話せるようになることでより密な診察を行うことができ、患者満足度向上に寄与している。
しかし、小さなクリニックではシュライバーを安定して雇用することが難しい。また精神科などでは診察室に主治医以外が同席することが苦手な方もいる。
ここで活躍するのがAIシュライバー(AIクラーク)。

診察内容をリアルタイムで書き起こし、5秒で要約
仕組みは、まずマイクで診察内容を録音、その音声データをAIが書き起こし。数秒遅れ程度でほぼリアルタイムで書き起こす性能がある。人の名前を正確に書き起こすのは苦手なようだが、通常の日常会話はもちろん医療用語は正確に書き起こしている。おおよそ5分程の診察が終わると結構な文字数になっている。録音を停止するとAIのローディングが進み、おおよそ5秒程度で要約が完了した。
SOAP形式で整理された要約テキストができあがっていたのである。
通常であれば診察終了後に5分~10分かけて整理して書きこむカルテ内容が5秒で出来上がっている。ちょっとおしいのはAの部分の精度は若干確認・注意が必要だが、それも見直して少し書き直すだけで済む。
かなりの省力化であり、書き忘れが減る。これがまだ発展途上なのだからあと1年もすればさらに品質が向上すると思う。
まだ高い?気になる費用は?
このカルテ自動生成AIサービスは出始めの頃は従量課金制で月額にするととても高く10分10円くらいの課金がかかった。
例えば、1ヶ月に5,000回の再診を行うとすると、5分×5,000回25,000分。これだけで250,000円となる。別途月額利用料もかかる。
もちろん医師一人に対して1名のシュライバーを配置することを考えればコストは下がるが人間のシュライバーはカルテ入力補佐以外の仕事もできますからね…。
そういう意味でもなかなか導入に踏み切れない状況が2年程続いていた。
しかし、従量課金なしの月額利用料内で使い放題のmedimoが登場。
正確には以前は従量課金制でしたが今年からプランが変わった。
月額22,000円。利用分数や件数での従量課金は0円。これであれば安心して使うことが出来る。実際にテストしてみると、録音からの書き起こしもスムーズで、要約も数秒で完成。ストレスもなく出来上がったテキストも概ね修正箇所がないくらいの品質。
診察時、患者さんの同席者がいた場合、多少会話内容が混線することがあったが、医師側の会話のリード次第では概ね問題ないログを獲得することもできた。
要約もSOAP式だけではなく、誰が何を言ったかをまとめる話者分離プロンプトも用意されており、診療スタイルに合わせた利用が可能になっている。
特に初診など診察時間が長くなるケースでの効率化がすごい。
機材もUSB接続マイクさえあれば追加設備不要で、マイクも1台1万円程度。導入費用も抑えられている。
テストプレイもできるので、その時はマイクを借りることもできる。
これは診察時の作業効率向上には結構なブレイクスルーになるかも。
medimo 患者との会話から5秒でAIがカルテを作成
https://medimo.ai/